ブリティッシュカウンシル日本協会BCJA奨学生レポート・イギリス留学国際交流機関

こんにちは。篠原肇(@HajimeShinohara)です。私は、ブリティッシュカウンシル日本協会が出す奨学金の授与者であり、協会のニューズレターに寄稿いたしましたのでそれを紹介します。

A42ページほどのエリアに報告という形だったので、ブログの内容の要約のようになっています。

2014 年度 BCJA 英国留学奨学金授与者からの近況報告

はじめに

2014 年 BCJA 奨学生 と し て 、Cavendish Laboratory, University of Cambridge Department of Physics (ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所, 物理学科)の博士課程に留学している、篠原肇(しのはらはじめ)と申します。今回は現在までの英国留学に関する報告をさせていただきます。

研究

私は、物理学専攻の中でも、物性物理学の実験系という、実際に材料を混ぜ、材料を合成し測定をするという実験過程を含んでいます。特に量子物理のフラストレーションと呼ばれる物質内のスピンと呼ばれる磁石のような性質の相互作用を調べています。物性物理分野は学部・学科ごとの垣根が低いこともあり、学内外、国内外で、共同研究が盛んになりやすい傾向があります。現に私は物理学科に所属していますが、化学科、材料科学科、地学科とも共同研究を行っています。数ヶ月に一回ペースで Skype ミーティングをアメリカやインドのチームとも行っています。学部生の指導も、教員からの評判が良かったりしたこともあり、継続的に依頼されるようになったことにより、半ば共著者の論文が自動的に増えていっている状況です。(もちろん解析はしています。) 国際会議や各種シンポジウムにも積極的に参加しています。現在では新設のマクスウェルセンター産学連携拠点に異動しました。私が所属する持続可能性に関する物理学科の

コ ミュニティ(The Winton programme for the physics of sustainability)関連の拠点が中にあります。私も現在ではコミュニティ唯一の日本人として、日々を送っています。研究グループ自体も非常に風通しがよく、どんなに著名で高齢な方でも、お互いにファーストネームで呼び合います。同じ建物内や徒歩 1 分圏内の建物で、国際的な会議やセミナーをやっていることも日常茶飯事で、興味のあるものは分野にこだわらず、時間の許す限りできるだけ参加するようにしています。この他にも、産学連携・開発学のイノベーションチームとのプロジェクトリーダーを担当させていただき、実際にタンザニアのスラムまで赴き、水質調査と水の浄化の物性実験をするなど、多様な経験をつめている印象です。

課外活動

ケンブリッジ大学の生活は、勉強や研究一辺倒のいわゆる「がり勉」スタイルではなく、「よく学び、よく遊べ」を体現したような環境です。季節に合わせたイベントもあり、積極的に参加しているだけで、自ずと文化背景や習慣が身に付きます。例えばスコットランドのお祭りであるバーンズナイトでは、ウィスキーやハギスが出され、アイルランドの祭りである聖パトリックデイにはベイリーズが振る舞われました。おそらく 100 回は軽く超えるくらいには、スーツやガウンを着て参加するフォーマルなディナーや、タキシードで出席するパーティに参加しました(写真)。その過程で、最初は何をすればよいのかもわからず、参加して立っているだけで苦痛であった立食パーティも、現在では国籍関係なく初対面の人ともうまく話せるようになってきました。

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写真:Jesus College, end of the year dinner.タキシードなど正装で行われる。

私はコーフボール(オランダ式バスケットボール)というスポーツに取り組んでいます。オックスフォード大学との試合に出場したりインカレで優勝候補にあがったりと、充実した戦績を残しています。始めは人種差別を受けるなどしましたが、どうにかしのいだ結果、最終的には次期キャプテン候補に推薦される程には、クラブの中心メンバーとなりました。バーシティマッチと呼ばれるオックスフォード大学との伝統の一戦にはスターティングメンバーとして出場し、「(ハーフ)ブルー」の称号を得ました。また日本代表選手として、日の丸をつけてアジアの大会に出場するに至りました。一般的に日本では文武両道教育が推奨されていますが、この点はイギリスでも同様のようです。私は、上記サステナビリティの日本人史上初の特待生であること、スポーツの日本代表選手であることが評価されたようで、ケンブリッジ大学の体育会組織に当たるホークスクラブ(Hawks Club)から表彰いただきました。アジア人の受賞は非常に稀のようです。

終わりに

今後も BCJA 奨学生として、日本代表として日の丸をつけていることを日々実感し、向上に務めていければ幸いです。なお、私は個人ブログを運営しており、本レポートの内容に関連するさらに詳しい内容をアップしております。ご興味があればご訪問いただければ幸いです。(www.hajime77.com)(2014 年度 BCJA 奨学生、Cavendish Laboratory, University of Cambridge Department of Physics)

http://www.bcja.net/newsletter/newspdf/news32.pdf

ブリティッシュカウンシル日本協会についてはこちらを参照ください。

ブリティッシュカウンシル日本協会BCJAイギリス留学奨学金【英国/IELTS】

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